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中国自動車大手の広州汽車集団(GAC Motor)はこのほど、同社の自動運転分野の発展を促進するため、傘下の広汽資本(GAC Capital)を通じて自動運転ユニコーンの「小馬智行(Pony.ai)」に2700万ドル(約40億円)を出資したと発表した。
Pony.aiは現在、北京市、上海市、広東省の広州市と深圳市から完全無人運転によるモビリティサービスの認可を受けている。公式データによると、2024年8月末時点で自動運転走行試験の走行距離は3500万kmを超え、うち完全無人運転での走行距離は350万kmを突破したという。同社は18年2月、広州汽車集団と戦略的提携を締結し、広州市で中国初となる常態的な自動運転車両の運用を開始した。
Pony.aiは16年に設立され、これまで9回の資金調達を実施。総額は10億ドル(約1500億円)を超えた。出資者にはトヨタ自動車のほか、紅杉中国(HongShan、旧セコイア・キャピタル・チャイナ)やIDGキャピタル、中国・アラブ主張国連邦(UAE)共同投資基金などが名を連ねる。
23年に実施したシリーズDの追加ラウンドでは1億ドル(約150億円)を調達し、評価額を85億ドル(約1兆3000億円)に押し上げた。同社は現在、米国のナスダックまたはニューヨーク証券取引所への上場を目指し、準備を進めている。
*1ドル=約150円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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