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中国広東省広州市の広州開発区で27日、「空飛ぶクルマ」メーカー広東匯天航空航天科技(小鵬匯天)のeVTOL(電動垂直離着陸機)スマート製造拠点が着工した。同社は電気自動車(EV)メーカー小鵬汽車の傘下企業で、空飛ぶクルマの製造でアジア最大の規模を持つ。同製造拠点は現代化生産ラインでeVTOLを大規模に量産する世界初の工場となる。
第1期の敷地面積は約18万平方メートル。建設プロジェクトは建設大手の中国建築集団傘下、中建四局が請け負う。陸上・空中ユニット分離式のeVTOL「陸地航母」の飛行ユニットを製造し、年間台数は1万台を見込む。陸地航母は小鵬匯天が2023年10月に開発を公表し、今年9月に飛行試験が公開された。
小鵬匯天の創業者、趙徳力氏は起工式で、11月12日に中国国際航空宇宙博覧会で陸地航母のグローバル公開初飛行を行い、年末に予約を開始すると表明した。
広州市は現在、空飛ぶクルマやドローンを使った人員・貨物輸送など「低空経済」がもたらす新たな機会を積極的に捉え、数兆元(1元=約21円)規模の新産業の育成を急いでいる。統計によると、広州開発区には現在、低空経済に関連する企業が50社余りあり、年間生産額は約130億元に上る。
(新華社広州)
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