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中国自動車大手の比亜迪(BYD)は、2024年10月の新車販売台数が初めて50万台を超え、新エネルギー車(EV・PHV)の単月販売で世界記録を更新した。好調な業績を受け、生産能力を拡大し、人材採用も強化している。
BYD執行副総裁の何志奇氏はこのほど、8月から10月の3カ月間で生産台数を20万台近く引き上げ、組み立てや部品製造に携わるスタッフも新たに20万人近く採用したと明らかにした。中国国内では、BYDは広東省深圳市(本社)、安徽省合肥市、陝西省西安市、湖南省長沙市、江蘇省常州市に主要工場を構えており、全工場がフル稼働しているという。
BYDが10月30日に発表した2024年7〜9月期の売上高は、前年同期比24.04%増の2011億2500万元(約4兆2000億円)となり、米テスラを上回った。テスラの24年7〜9月期の売上高は251億8000万ドル(約3兆9000億円)だった。
公式発表によると、24年1~10月の累計販売台数は325万台を超えている。今年もあと2カ月。年間販売台数が400万台を突破する可能性が高そうだ。
*1元=約21円、1ドル=約153円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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