中国フードデリバリー大手「美団」、24年7~9月期は予想を上回る好業績 海外展開も意欲

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中国の生活関連サービス大手「美団(Meituan)」が11月29日、2024年7~9月期の決算を発表した。売上高は前年同期比22.4%増の935億8000万元(約2兆円)、純利益は258.0%増の128億6000万元(約2700億円)といずれも予想を上回った。中核事業の生活関連サービスが堅調に伸び、新規事業の赤字幅が大幅に縮小した。

主力のフードデリバリーを含む生活関連サービス事業の売上高は20.2%増の694億元(約1兆5000億円)。即時配送サービスの注文件数は14.5%増の71億件に上り、日用品宅配サービス「美団閃購(Meituan Instashopping)」の1日あたりの注文件数は1000万件を突破した。

美団は長期的な成長戦略として、海外市場向けの料理・日用品の宅配サービス「KeeTa」を打ち出している。KeeTaは、23年5月に香港でサービスを開始したのに続き、24年9月にはサウジアラビアのハルジで、10月にはリヤドに進出した。市場調査会社Measurable AIによると、KeeTaは香港のフードデリバリー市場でシェアを伸ばし続けており、2024年3月には注文件数に基づく市場シェアを44%とし、競合2社を抜いてトップに立った。Foodpanda(フードパンダ)は35%で2位、Deliveroo(デリバルー)は21%で3位だった。

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(36Kr Japan編集部)

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