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中国の求人サービス大手「智聯招聘」はこのほど、2024年版の「95後(1995~99年生まれ)」の人材にとって魅力的な中国の都市ランキングを発表した。それによると、「95後」の人材には東部、特に長江デルタ地域(上海・江蘇・浙江・安徽1市3省)と珠江デルタ地域(広州・仏山・肇慶・深圳・東莞・恵州・珠海・中山・江門9市)の都市群に向かう傾向が見られ、深圳が2年連続で1位の座を守った。
都市別では深圳、北京、上海が上位3位を占め、広州、杭州、南京、成都、蘇州、無錫、東莞も上位10位に名を連ねた。深圳は北京、上海よりも戸籍取得のハードルが低いのに加え、産業構造が革新的で多くの雇用機会があり、より多くの若者を呼び込むことができる。一線都市(北京、上海、広州、深圳)の中では深圳と広州、北京と上海が互いに「95後」人材の主要供給地となっており、深圳の「95後」の人材純流入比率(全国の人材流動総数に占める純流入数の比率)は全国を0.7ポイント上回った。
地域別では、「95後」人材が東部へ集まる動きが鮮明で、人材純流入比率は約17%と、全国の14%を大きく上回った。人材流動の傾向をみると、「95後」人材には発達が進んでいる都市に向かう傾向があり、特に長江デルタ地域、珠江デルタ地域に行く傾向が強かった。
都市群別にみると、長江デルタ地域、珠江デルタ地域の人気が高まった一方、京津冀地域(北京・天津・河北2市1省)の人材純流入比率は前年からやや縮小した。西部の成渝(成都・重慶)地区、長江中流地域からは純流出が続いた。これら5大都市群を合わせた人材純流入比率は12.8%で、全国の9.8%を大きく上回った。(新華社深圳)
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