中国フードデリバリー「美団」、ドローン配送事業を海外展開 まずはドバイから

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中国のフードデリバリー大手「美団(Meituan)」が、ドローン配送事業の海外展開を開始し、最初の進出先としてアラブ首長国連邦(UAE)の首都ドバイを選んだことが分かった。海外事業の名称は「Keeta Drone」で、美団の副総裁でドローン事業責任者を務める毛一年氏が率いる。

ドバイチームはすでに一定の規模に達しており、専従スタッフも配置されている。関係者によると、Keeta Droneはまず、複数の飲食チェーンと提携し、ドバイの特定地域への配送サービスを請け負う。配送可能エリアは、主にロチェスター工科大学(RIT)キャンパスやドバイ・デジタル・パーク(DDP)エリアなど、まだ限定的だ。今後は現地の医療機関とも協議を進め、医薬品の配送なども手がけていく予定だという。

美団が優先的に中東市場を選んだ要因は、中東の開放的な政策に加え、現地のデリバリー市場の基盤がある程度整っていることにあるという。Keeta Droneは現地時間12月17日、ドバイ民間航空局から同地域初の目視外飛行(BVLOS)ドローン配送の商業運用資格証明書を取得した。

ドローン配送は美団が模索する補助的な配送方法で、「小売り+テクノロジー」戦略を実行するための重要な取り組みの一環だ。2024年12月時点で、同社は北京、深圳、上海、広州などにドローン配送路線53本を開設し、すでに40万件以上の注文に対応している。

中国フードデリバリー大手「美団」、万里の長城でドローン配送サービス開始  

(36Kr Japan編集部)

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