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ペロブスカイト太陽電池を開発する「光因科技(Solaeon Technology)」(全称、深圳市光因科技)がこのほど、シリーズAで数億元(数十億円超)を調達した。徐州ハイテク産業開発区の産業投資マザーファンドのほか、梅花創投(Plum Ventures)などが出資した。今回調達した資金は技術開発、生産ラインの建設、市場開拓に充て、ペロブスカイト太陽光発電技術の商用化を加速するという。
光因科技は2022年11月に設立され、翌23年6月には10メガワット(MW)規模の小規模試験生産ラインが稼働を開始した。稼動開始後4カ月で30✕40センチの大型太陽光発電モジュールで認証変換効率の世界記録を更新、その後半年間で変換効率の世界記録を7回更新した。
同社は現在、徐州ハイテク産業開発区で200MWおよび1ギガワット(GW)クラスの生産ラインの建設を進めており、第1期プロジェクトは25年1~3月期の竣工と稼働開始が予定されている。新しい生産ラインが稼働すれば、生産できるモジュールの面積は大幅に拡大し、変換効率は21.5%以上となる見通しだ。
梅花創投の呉世春氏は「ペロブスカイト市場の構図はまだ固まっていない。光因科技はペロブスカイトの基礎研究、生産技術、商用化の全てにおいて、業界を大きくリードするパイオニアだ」とコメントしている。
*1元=約22円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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