電気（新エネルギー）で走る自動運転トラックを手がける「深向（ DeepWay）」が2024年12月26日、シリーズBで7億5000万元（約165億円）を調達したと発表した。中安資本と普華資本が共同で出資を主導し、安徽省合肥市政府系の投資会社などが参加した。

今回調達した資金は、合肥市内で進めている大型トラックの電動化・スマート化技術の開発や量産の加速に充てる。また、浙江省にある主要部品の生産拠点を整備する計画だという。

中国EVメーカー、外資企業に技術を提供する時代に

2020年に設立されたDeepWayは、中国の大型EVトラックメーカーで初めて大規模納車を実現した企業。今回の資金調達はここ2年余りで3回目。過去2回の調達額は計12億3000万元（約270億円）だった。24年は納車台数3000台を見込み、目標売上高を30億元（約660億円）に設定していた。

同社はグローバル展開の第一歩として、アラブ首長国連邦（UAE）に海外向け車両の輸出を開始し、すでにトラック配車大手TruKKer 傘下の「Atomix」への引き渡しを完了している。

中国の大型EVトラックメーカー、プレIPOで300億円近く調達へ　ベルギー政府系ファンドが主導

＊1元＝約22円で計算しています。

（36Kr Japan編集部）

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