イーロン・マスク氏「TikTok米事業の買収に関心なし」 

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イーロン・マスク氏「TikTok米事業の買収に関心なし」

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トランプ米政権入りした起業家のイーロン・マスク氏が、独メディア大手アクセル・シュプリンガーが1月末に開催したイベントにオンライン登壇し、中国系動画投稿アプリ「TikTok」の米事業買収に関心はないと発言した動画が、2月8日に公開された。

トランプ大統領は1月21日の記者会見で、マスク氏が望むならTikTokの米事業買収を認めるとの考えを明らかにしていた。しかし、マスク氏は今回の動画で、個人的にはTikTokを利用しないとした上で、「私は事業買収よりも、事業をゼロから立ち上げることを好む」とし、X( 旧ツイッター)買収は例外だったと説明した。

米国でのTikTokの先行きは今のところ不透明だ。TikTokを運営するバイトダンスはこれまで、一貫してTikTok米事業の売却を否定してきた。一方、トランプ大統領は1月末、TikTokの買収をめぐって複数の人物と交渉しており、2月中に決定を下す可能性が高いと明らかにした。注目すべきは、トランプ大統領が2025年内に政府系ファンドを創設することを命じる大統領令に署名したことだ。市場はこのファンドがTikTokを買収する可能性があると予想している。

猶予措置で運命先送り、TikTokが米国で停止からわずか半日で復活ーーマスク氏は理想的な買い手か

TikTokには約1億7000万人の米国ユーザーがいる。TikTokの周受資CEOは1月、トランプ大統領が同社と協力し、TikTokが米国で合法的に運営できるよう解決策を見つけると約束したと明らかにした。周氏はトランプ大統領の就任式にも出席している。

(36Kr Japan編集部)

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