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中国自動車大手の吉利汽車(Geely Automobile)は3月20日、2024年の決算を発表した。売上高は前年比34%増の2402億元(約5兆円)と過去最高を更新した。純利益は213%増の166億元(約3500億円)、特別損益控除後の純利益は52%増の85億元(約1800億円)と、収益力が大幅に向上した。スケールメリットの拡大と主力製品の競争力強化が奏功し、粗利は382億元(約8000億円)、粗利率は15.9%に達した。
販売台数は前年比32%増の217万7000台だった。うち電気自動車(EV)など新エネルギー車は約92%増の88万8000台余りと過去最高を記録した。
同社は傘下の新エネ車ブランド「吉利(Geely)」「吉利銀河(Geely Galaxy)」「領克(Lynk&Co、リンク・アンド・コー)」「極氪(Zeekr、ジーカー)」の経営資源の集約など戦略調整を進め、強大な市場競争力を形成している。なかでも吉利銀河は販売台数とブランド力が大きく成長し、年間販売台数が49万台を突破。高級EVブランドの極氪は前年比87%増の22万2000台余りとなり、中国の高級EV市場でトップクラスに躍進した。
海外事業も新たな成長の原動力となっている。輸出台数は前年比で57%余り増加し、41万4522台となった。
*1元=約21円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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