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中国のティードリンクチェーン「滬上阿姨(AUNTEA JENNY)」が5月8日、香港証券取引所に上場した。初値は190.6香港ドル(約3600円)と公開価格を68%、終値は158.4香港ドル(約3000円)と40%上回り、時価総額は約166億香港ドル(約3200億円)となった。
創業者夫妻の単衛鈞氏と周蓉蓉氏は2013年7月、上海市内に1号店を開業。赤もち米やタロイモを使ったミルクティー、タピオカ入りのマンゴースイーツ、フレッシュフルーツティーなどが人気を呼び、急成長を遂げた。価格帯は10〜20元(約200〜400円)程度で、現在はコーヒーや軽食も提供している。

2024年末時点の店舗数は、地方都市中心に9000店舗。うち99.7%がフランチャイズ加盟店となっている。収益の中心はフランチャイズ加盟金やロイヤリティ、原材料・パッケージ・運営支援の提供料などで、店舗数の拡大とともに業績が右肩上がりで成長してきた。
中国のティードリンク業界では上場ラッシュが続き、一段と競争が激化している。すでに奈雪的茶(2021年、香港)、茶百道(2024年3月、香港)、古茗(2025年2月、香港)、蜜雪冰城(2025年3月、香港)、霸王茶姬(2025年5月、米ナスダック)といった主要ティードリンクチェーンが上場を果たしており、滬上阿姨はこれに続く形となった。
*1香港ドル=約19円、1元=約20円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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