中国CATL、長安マツダと提携 スケボー型シャシー提供でEV開発加速へ

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車載電池世界最大手の中国CATLはこのほど、マツダの中国合弁会社「長安マツダ」と業務提携に関する覚書を締結した。CATLが開発したスケートボード型統合シャシー「CIIC(CATL Integrated Intelligent Chassis)」をベースに、よりスマートかつ効率的な新エネルギー車(NEV)を共同開発する。

CIICは2024年12月に発表された電気自動車(EV)などNEV向けのプラットフォーム(車台)で、バッテリーやモーター、管理システムなどを一体化したスケートボード型となっている。車両の上部と下部を切り離した設計が可能なため、さまざまな車種への展開が可能な上、車内空間を最大化しつつ、生産コストや車両重量、電力消費などを低減できるという。

CATLは、今後も長安マツダと協力してEVシフトを推進し、よりハイクオリティで安全なモビリティ体験を消費者に提供していくとしている。

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長安マツダは第21回上海モーターショー(4月23日〜5月2日)で、新型電動SUV「EZ-60」を公開した。2024年に発表したセダンタイプの「EZ-6」に続き、同社のEVシフト戦略を象徴するフラッグシップモデルとなる。

EZ-60の販売価格は未発表だが、予約受付開始から48時間で予約台数は1万台を突破した。正式な発売と納車開始は2025年8月を予定しているという。

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(36Kr Japan編集部)

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