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中国上海市文化クリエーティブ産業促進会など複数の機関はこのほど、「2025中国都市コーヒー発展報告」を共同で発表し、24年の中国コーヒー産業の規模は前年比18.1%増の3133億元(約6兆3000億円)、コーヒー消費量は1人当たり22.2杯だったと明らかにした。コーヒー豆の輸入は5年で約4倍近くに増加し、輸出額は13億6000万元(約272億円)に上った。コーヒーマシンの輸出額は174億6000万元(約3490億円)となったほか、全国のコーヒーのテイクアウト・デリバリー販売数は3億杯を超えた。
24年のコーヒーのオンライン消費には顕著な男女差という特徴が見られた。市場では圧倒的に女性の消費者が主導し、消費額に占める割合は67.7%と男性の32.3%を大幅に上回った。
年齢層別では、「90後」(1990年代生まれ)と「80後」(1980年代生まれ)が主要消費者層となり、特に「90後」は全体の約40.0%を占めた。この層の多くは新社会人や都市部の若者で、コーヒーはリフレッシュと社交にとって重要な飲み物となっている。
都市の規模別に見ると、「一線都市」(北京、上海、広州、深圳の4都市)と「二線都市」(省都など地方の中核都市)が市場を主導し、合計で消費総額の72.0%を占めた。一方、規模がそれ以下の都市のシェアは28.0%にとどまり、小都市は成長性があるものの、依然として消費は「一線都市」「二線都市」に集中していることが分かった。【新華社上海】
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