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中国スマートフォン大手の小米集団(シャオミ)が発表した2025年1~3月期決算は、市場予測を大きく上回った。スマホ事業や電気自動車(EV)事業が好調だった。
売上高は前年同期比47.4%増の1113億元(約2兆2000億円)、調整後の純利益は64.5%増の107億元(約2100億円)と初めて100億元(約2000億円)を突破した。
主力の「スマホ×AIoT」事業の売上高は22.8%増の927億元(約1兆9000億円)で、うちスマホ事業の売上高は8.9%増の506億元(約1兆円)だった。1~3月の中国本土向け出荷台数は10年ぶりの首位となり、市場シェアは4.7ポイント増の18.8%と5四半期連続で上昇した。
シャオミは5月22日、自社開発した回路線幅3ナノメートル(nm)のスマホ用システムオンチップ(SoC)「玄戒(XRING)O1」を発表。中国で初めて3nmのSoCを自社設計・開発できる企業となった。
スマートEVやAIなど「イノベーション事業」の売上高は186億元(約3700億円)だった。決算書によると、2024年3月に発売した同社初のEV「SU7」シリーズは、25年3月までの累計納車台数が25万8000台となった。1~3月期の新車販売(納車)台数は7万5869台で、月間納車台数は6カ月連続の2万台超えを果たしている。
5月22日、多目的スポーツ車(SUV)タイプの新型EV「YU7」を発表、7月にも発売される見込みだ。同社の盧偉氷総裁は、市場の反応を見ると、YU7の潜在力はSU7を超える可能性があるとの見方を示した。
*1元=20円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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