安さのラッキンがあの「青い瓶」を飲み込む。米ブルーボトル、中国資本の傘下に

中国の格安コーヒーチェーン「瑞幸咖啡(luckin coffee、ラッキンコーヒー)」の筆頭株主であるプライベート・エクイティ・ファンド「大鉦資本(Centurium Capital)」が、ネスレ傘下の米スペシャルティコーヒーブランド「ブルーボトルコーヒー(Blue Bottle Coffee)」を買収することで合意したことが分かった。合意書に署名済みだが、取引はまだ完了していないという。

大鉦資本はブルーボトルコーヒーの全世界における店舗事業を取得する。一方、ネスレはコーヒーマシンやカプセルなどの小売製品事業を引き続き保持する方針だ。

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ブルーボトルコーヒーは2002年に設立。2000年代から始まった世界的なコーヒーブーム「サードウェーブ」を代表するブランドの1つで、鮮度の高い高級焙煎コーヒーを売りにしている。

ネスレは17年、4億2500万ドル(約670億円)で同社の株式の68%を取得した。当時、ブルーボトルコーヒーの世界店舗数はわずか55店舗だった。その後も店舗拡大が慎重で、現時点の世界店舗数は100店舗をようやく超えた程度で、主に米国と日本に集中しており、韓国や中国にも店舗がある。

運用資産規模が70億ドル(約1兆1000億円)を超える大鉦資本は、ラッキンコーヒーへの出資で名を知られるようになった。18年にラッキンコーヒーの初期出資者となり、20年のラッキン不正会計問題後の再編を主導、議決権の50%以上を獲得して支配権を掌握した。

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今回の買収は、高級化戦略推進における重要な一歩と見られている。大鉦資本はラッキンコーヒーのサプライチェーンとデジタル運営での強みを生かし、ブルーボトルコーヒーのコスト構造を最適化し、店舗拡大を加速させていく見通しだ。

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※1ドル=約157円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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