中国・美団、1〜3月は増収増益 主力のフードデリバリー事業で海外展開加速

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中国・美団、1〜3月は増収増益 主力のフードデリバリー事業で海外展開加速

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中国のフードデリバリー大手「美団(Meituan)」の2025年1~3月期決算は、売上高が前年同期比18%増の865億6000万元(約1兆7000億円)、調整後の純利益は46.2%増の109億5000万元(約2200億円)だった。主力のフードデリバリーサービス「美団外売」のほか、即時小売や旅行予約など「生活関連サービス」事業が堅調に伸び、売上高は18%増の643億元(約1兆3000億円)となった。

美団外売は過去に手数料の高さで批判を受けており、「加盟店から30%もの手数料を徴収している」とのうわさも流れたが、美団は「重大な事実誤認だ」とコメントしている。

世界の主要フードデリバリー・プラットフォーム9社の2024年の純利益率(予測値)は1.5%から3.3%の間で、平均2.2%となる。美団外売の純利益率は2.8%、Uber Eatsは最高の3.3%だった。また、米JPモルガン・チェースの試算によると、美団外売の24年の売上高は1668億元(約3兆4000億円)、EBITDA(利払い・税引き・償却前利益)は290億元(約5800億円)、営業利益率は17%となっている。

美団外売の海外版「Keeta」は現在、香港のほかサウジアラビアでサービスを展開しており、今後数ヶ月以内にブラジル市場にも参入する計画だという。

中国出前アプリの美団、グローバルブランド「Keeta」でブラジル進出 今後5年で1500億円投入

*1元=約20円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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