電動バイク・スクーターなどを手がける中国の江蘇小牛電動科技（NIU）がこのほど発表した2025年第1四半期（1～3月）決算は、売上高が前年同期比35.1％増の6億8200万元（約136億4000万円）だった。国内の店舗数は4119店、海外における販売ネットワークは53カ国・地域に広がり、世界販売台数は57.4％増の20万3000台と、同時期として過去最高を記録した。

1～3月の国内販売台数は66.2％増の18万3000台だった。オンラインとオフラインが連動する販路システムによって市場浸透率が持続的に向上し、市場戦略と小売ネットワーク拡張の成果を実証した。中国市場では、技術イノベーションがユーザー体験の向上とコスト削減能力をもたらし、国内完成車事業売上高の39.1％増につながった。

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同社は業績について、スマート化戦略と「渠道下沈（販売ネットワークの地方小都市や農村への拡大）」で記録的な販売台数の増加と経営効率の改善を実現し、複雑な市場環境における戦略的な強靭（きょうじん）さを示したと説明した。【新華社北京】