香港のヴィーガンショップ「Green Common」が中国本土市場狙う、主力商品は豚肉の代替肉

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香港のソーシャルスタートアップ「Green Monday」が運営するヴィーガンフードのグロサリーストア「Green Common」はこのほど、アリババ傘下の中国向け越境電子商取引(EC)プラットフォーム「天猫国際(Tmall Global)」を通じ、中国本土市場に進出する方針を明らかにした。創業者の楊大偉氏によると、11月下旬に行われるブラックフライデーセールに合わせ、次世代食品を取り扱うGreen Commonの旗艦店を天猫国際にオープンさせるという。

Green Mondayは2012年に設立され、「月曜日は菜食の日」を提唱する。卸・小売、投資、フードテック事業を展開し、香港にGreen Commonを9店舗構えるほか、豚肉の代替肉「OmniPork」も手掛けている。

Green Commonが天猫国際に出店する旗艦店では、OmniPorkや米「Alpha foods」の代替肉を使用したチキンナゲット、カナダの代替肉を使用した冷凍食品ブランド「Gardein」、カナダ「Daiya」の植物由来チーズ、米「Califia」の植物性ミルク(アーモンドミルクとオートミルク)、Green Commonプライベートブランドのスープやお粥のインスタント食品、その他健康飲料やスナックを販売する予定だ。

天猫国際のGreen Common旗艦店で販売される商品の一部

中国向けECサイトへの出店に加え、北京と上海で複数のホテル・レストランと提携し、OmniPorkを使ったメニューを展開することも計画している。提供店舗は合計180カ所に上る見通しだ。

中国本土のホテルで最初に提携を結んだのがグランドハイアット北京だ。同ホテルでは11月7~30日の間、ビュッフェで提供されるメニューの一部にOmniPorkを使用する。また、宴会料理でもOmniPorkを使用したメニューを特別にリクエストできる。

上海でもパークハイアット上海やファストフードの「Taco bell(タコベル)」など、複数のホテルやレストランでOmniPorkを使用したメニューが登場する予定。

OmniPorkは楊氏が設立したフードテック企業「Right Treat」が企画し、カナダに拠点を置く研究開発チームが2年かけて完成させた。エンドウ豆、遺伝子組み換えでない大豆、シイタケ、コメを原料としており、外観や味わいは本物の豚肉に引けをとらない。現在、OmniPorkは香港、マカオ、台湾、タイ、シンガポールなどの有名ホテルやレストラン1000カ所以上で使用されている。
(翻訳・池田晃子)

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