アリババクラウド、東南アジアでデータセンター増設 AI需要に対応

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アリババグループ傘下のアリババクラウドはこのほど、マレーシアとフィリピンで新たなデータセンターを開設すると発表した。グローバルインフラを29のリージョン、90のアベイラビリティゾーンに拡大し、クラウドコンピューティングおよび人工知能(AI)需要の高まりに対応する。

マレーシアで3カ所目となるアベイラビリティゾーンは7月1日に稼働を開始し、フィリピンで2カ所目となるアベイラビリティゾーンは10月の稼働が予定されている。

また、シンガポールに初の「AIグローバルコンピテンシーセンター」を設立し、1000社以上の企業と連携して10以上の産業分野へのAI導入プロジェクトを展開すると明らかにした。さらに、世界の120以上の大学と連携し、年間10万人のAI人材育成にも取り組む。

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アリババグループは、今後10年はAIを中心とした技術変革が成長のカギとなるはずで、この新たな成長機会を確実に捉える必要があると強調してきた。呉泳銘(エディ・ウー)最高経営責任者(CEO)は、グローバル化はアリババクラウドの長期的戦略目標であり、中国以外にも今後3年間で日本や韓国、東南アジア、中東、欧州、米国などでクラウドネットワークの構築を加速する方針を示している。2025年初めには、タイやメキシコ、韓国などでのインフラ投資を発表した。

米調査会社ガートナーによると、アリババクラウドは中国で最大、アジア太平洋地域でトップのクラウドサービスプロバイダーで、グローバル市場では5年間で20倍の成長を遂げている。

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(36Kr Japan編集部)

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