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中国版インスタグラムと呼ばれる「小紅書(RED)」がこのほど、音声投稿機能を試験導入した。投稿に表示された音声再生ボタンをタップすると、本人が投稿内容を話す声が再生される。担当者によると、現在はベータテストの段階で、一部ユーザーのみに限定公開しているという。
ユーザー数の増加が頭打ちになる中、多くのSNSアプリがユーザーエンゲージメントの向上に重点を置き始めている。インタラクション(交流)方式の多様化は、ユーザーエクスペリエンス向上と利用時間延長の鍵になるとされる。
TikTokの中国版「抖音(Douyin)」は2023年に音声投稿機能を試験導入したが、1年足らずで終了している。業界関係者はその原因について、テキスト投稿とは違って迅速かつ精確な審査が難しく、不適切で悪意ある音声が拡散するリスクがあるからだと指摘する。
中国最大の口コミサイト「大衆点評(Dianping)」もこのほど、音声レビュー機能を試験導入し、注目を集めている。ユーザーが音声レビューを録音すると、自動的にテキストが書き起こされ、音声とテキストが同時に表示される点が抖音とは異なる。
この設計ならば、不適切な情報拡散のリスクを低減できる上、投稿者本人の感情をレビューに乗せて伝えることができる。大衆点評の担当者は、音声レビューはユーザーレビューの真実性と影響力を高め、口コミ全体の信頼性を引き上げると説明した。
(36Kr Japan編集部)
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