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エンボディドAI(身体性を持つ人工知能)を手がける中国のスタートアップ企業「它石智航(TARS)」がこのほど、生活関連サービス大手・美団(Meituan)の投資部門が主導する追加のエンジェルラウンドで1億2200万ドル(約180億円)を調達したと発表した。3月に実施したエンジェルラウンドでは1億2000万ドルを調達している。今回調達した資金は、ヒューマン・セントリックなエンボディドAI向けデータエンジンを含む技術システムの開発や、世界のトップ人材採用に充てられる。
TARSは2025年2月、ファーウェイの自動運転部門の出身者が中心となって設立した。創業者兼最高経営責任者(CEO)の陳亦倫氏は同部門の元最高技術責任者(CTO)。共同創業者兼チーフサイエンティストの丁文超氏は、エンド・ツー・エンドの自動運転向け意思決定ネットワークの構築を主導した。チーフアーキテクトの陳同慶氏は、ファーウェイ独自の先進運転支援システム「ADS」部門の責任者を務めた人物だ。
現在のところ、TARSはまだ製品を発表していない。丁氏は、当初はロボットのアルゴリズムと本体の両方に注力し、信頼できるAIロボットソリューションの構築を目指すと説明。その中核となる「AI世界引擎(AIワールドエンジン)」を、エンボディドAI版のGPTモデルと表現した。
今回出資を主導した美団はエンボディドAI分野への投資を活発化させており、すでに宇樹科技(Unitree)や銀河通用機器人(Galbot)、自変量機器人(X Square)などに出資している。
*1ドル=約147円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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