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AR(拡張現実)スマートグラスを手がける中国のスタートアップ企業「影目科技(INMO Technology)」がこのほど、シリーズBで約1億5000万元(約30億円)を追加調達した。普華資本(Puhua Capital)、梁渓産業発展集団(Liangxi Industrial Development Group)および神騏資本(Pegasus Capital)が共同で出資した。今回調達した資金は、次世代製品の開発、サプライチェーンの強化、リアル店舗での販売拡充に充て、技術的優位性とエコシステムの基盤固めを進める方針だという。
影目科技は2020年12月設立。技術開発や中核部品への投資、迅速な製品改良などで目覚ましい成果を挙げ、XREAL (エックスリアル)、雷鳥創新(RAYNEO)、霊伴科技(Rokid)と並んで中国AR業界の「四小龍」と呼ばれるまでに成長した。
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調査会社IDCが発表したリポートによると、2024年の世界のAR/VRスマートグラス市場は前年比24.1%増の2億9000万ドル(約430億円)規模となり、うち消費者向けARグラスの出荷台数は36%増と大幅に拡大した。
影目科技は「INMO GO」や「INMO Air」などの製品が人気を呼び、2024年の中国国内シェアが出荷台数ベースで47.6%、売上高ベースで39.7%といずれも業界首位となった。25年3月に開かれたボアオ・アジアフォーラムの年次総会では、中国国営中央テレビ(CCTV)の記者がAI翻訳機能を備えたARグラス「INMO GO2」を利用して、海外の関係者に対するインタビューを無事成功させ、注目を浴びた。
*1元=約20円、1ドル=約147円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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