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中国のパソコン大手、聯想集団(レノボ・グループ)がこのほど発表した2025/26会計年度(25年4月~26年3月)第1四半期(4~6月)決算は、売上高が前年同期比22.0%増の1362億元(約2兆8600億円)となり、同時期としては史上最高を記録した。純利益は非香港財務報告基準(HKFRS)ベースで22.0%増の28億1600万元(約590億円)だった。
中核的事業はいずれも人工知能(AI)がもたらす構造的な成長のチャンスをつかんだ。インテリジェントデバイスグループ(IDG)の売上高は17.8%増の973億元(約2兆400億円)となった。特にパソコン(PC)部門が好調で、売上高は19.0%増と15四半期ぶりの高い伸び率となった。世界シェアも24.6%に拡大し、史上最高となった。インフラストラクチャーソリューショングループ(ISG)の売上高は35.8%増の310億元(約6500億円)、うちAIインフラ部門の売上高は2.6倍に、液体冷却技術ソリューションによる収入は30.0%増となった。ソリューションズ&サービスグループ(SSG)の売上高は19.8%増の163億元(約3400億円)と過去最高を更新し、営業利益率は1.2ポイント上昇の22.2%と、コア利益のエンジンとしての地位をさらに固めた。業績向上を推進する事業の多様化が加速したことで、売上高に占めるパソコン(PC)以外の事業の割合は47.0%に上昇した。
4~6月はイノベーションへの投資も持続的に拡大し、研究開発費は10%以上増加した。AI搭載パソコン(AIPC)の出荷台数はPC全体の30%を超えたほか、パーソナルスーパーAIエージェント「天禧」のアクティブ率は大きく上昇し、1週当たりのアクティブ率の平均値は40.0%に高まった。【新華社北京】
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