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中国ゲームパブリッシャーの2025年1~6月の海外売上高は、前年同期比11.07%増の95億100万ドル(約1兆4000億円)と増加率10%超えを回復し、過去5年間で最高額を記録した。ロングセラー作品による安定収入に加え、新作の投入で売上高が増加した。7月末に開かれた中国国際デジタルエンターテインメント産業大会(CDEC)で報告された。
世界のモバイルゲーム市場は回復基調にある。中国の調査会社の伽馬数据(ガンマデータ)によると、2024年の市場規模は前年比4.8%増の6355億7000万元(約13兆円)に達した。中国のゲーム産業は海外展開を重視しており、テンセントやネットイース、三七互娯(37 Interactive Entertainment)、点点互動(Century Games)、遊族網絡(Yoozoo Games)などが市場をリードしている。
人工知能(AI)技術の急速な発展は、ゲームパブリッシャーの海外進出に新たな機会をもたらしている。三七互娯によると、AI翻訳がゲームの迅速かつ正確な多言語化を実現しているという。同社は海外向けゲームの6割以上でAI翻訳を使用しており、その精度は95%に上る。また、AIによるビッグデータ分析やユーザープロファイルを活用し、ターゲットへの的確なリーチ、効率的なマーケティング、集客コストの削減を進めている。
*1ドル=約147円、1元=20円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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