36Kr Japanで提供している記事以外に、スタートアップ企業や中国ビジネスのトレンドに関するニュース、レポート記事、企業データベースなど、有料コンテンツサービス「CONNECTO(コネクト)」を会員限定にお届けします。無料会員向けに公開している内容もあるので、ぜひご登録ください。
セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け
メールマガジンに登録
高性能ロボットハンドを提供する中国スタートアップ「霊心巧手(Linkerbot Technology)」がこのほど、エンジェルラウンドで数億元(数十億円)を調達した。中国金融大手のアント・グループが出資を主導し、中金資本(CICC)や既存株主の紅杉中国(HongShan、旧セコイア・チャイナ)のシードファンドなども参加した。資金は、技術力の強化やエンボディドAIのデータ収集拠点建設に充て、ロボットハンドの実用化を加速する方針。
2025年は人型ロボット量産元年とされる。ロボットハンドはロボットのきめ細やかな操作の決め手となる「エンドエフェクタ」の役割を担うため、開発メーカーが急成長を遂げている。霊心巧手は23年に設立され、ロボットハンド「Linker Hand」シリーズのほか、モーションキャプチャによる遠隔操作システムなどを開発し、企業や研究機関、個人開発者向けに提供する。
Linker Handシリーズの主力製品は自由度が20軸以上。マルチセンサーやクラウドとの連携、独自のフレキシブル関節モーターなどが強みで、自動化や医療、サービスロボット、研究開発、特殊分野などで活用されている。現在の月間受注台数は1000台を超え、出荷台数は世界の高性能ロボットハンド市場の8割以上を占めるという。
同社は7月末、上海市で開かれた「世界人工知能大会(WAIC2025)」で産業用ロボットハンド「Linker Hand L6」を発表した。自由度は能動自由度6軸を含む12軸。高度に統合された駆動・制御一体型設計となっており、高い柔軟性と把持力で産業の現場のニーズに応えられる。
*1元=約21円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
36Kr Japanで提供している記事以外に、スタートアップ企業や中国ビジネスのトレンドに関するニュース、レポート記事、企業データベースなど、有料コンテンツサービス「CONNECTO(コネクト)」を会員限定にお届けします。無料会員向けに公開している内容もあるので、ぜひご登録ください。
セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け
メールマガジンに登録