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中国の電気自動車(EV)メーカー「零跑汽車(Leapmotor)」は8月18日、2025年1〜6月期決算を発表した。売上高は前年同期比174%増の242億5000万元(約5100億円)、純損益は3000万元(約6億円)の黒字となり、前年同期の22億1000万元(約460億円)の赤字から初の黒字転換を果たした。
同社は黒字化を実現した数少ない中国新興EVメーカーの1社となった。その背景には、新車販売台数の増加がある。1〜6月の販売台数は前年同期比155.7%増の22万1664台だった。7月の販売台数も前年同月比127%増の5万129台と過去最高を更新している。
販売台数増加によるスケールメリットに加え、主要部品の自社開発比率が65%を超えたことも奏功し、粗利率は前年同期の1.1%から14.1%へと大幅に改善した。とはいえ、業界大手にはまだ及ばない。米テスラの25年4~6月期の粗利率は17.2%、比亜迪(BYD)の25年1~3月期は20.1%に上った。
海外事業は第2の成長の柱になりつつある。1~6月の輸出台数は新興勢トップの2万375台だった。26年末までには欧州に生産拠点を設け、グローバル展開を一層加速させる計画だという。
零跑汽車は2025年の年間販売58万~65万台を見込み、通期での黒字化を目指す。さらに、26年は年間販売100万台に挑戦する方針を示している。
*1元=約21円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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