中国タイヤ大手の賽輪集団、エジプトに年産360万本の新工場建設へ

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中国タイヤ大手の賽輪集団(SAILUN)はこのほど、エジプトに年産360万本のラジアルタイヤプロジェクトを建設する計画を発表した。総投資額は2億9100万ドル(約430億円)、同プロジェクトの年平均売上高は1億9000万ドル(約280億円)、年平均純利益は3477万ドル(約51億円)を見込む。

同社によると、エジプトはアジア、アフリカ、欧州の3大陸の交差点に位置し、スエズ運河に近く、欧州やアフリカ、中東市場とつながっており、製品の販売先を周辺諸国・地域へ広げることができる。エジプトはアフリカ第3位の自動車市場でもあり、タイヤに対する旺盛な需要がある。現地のニーズと同社の戦略的布陣のグローバル化に対する需要を満たすため、同プロジェクトを建設するという。

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同社は海外工場を建設した中国初のタイヤメーカーであり、すでにベトナム、カンボジア、メキシコ、インドネシアの4カ国に生産拠点を設けている。海外プロジェクトの建設と運営で豊富な経験を積み、サプライチェーンマネジメントや現地化生産、異文化マネジメントを網羅する成熟したシステムを形成しつつある。

エジプトにラジアルタイヤ生産拠点を建設することで、市場に寄り添った現地化運営を通じて海外ニーズを的確に捉え、川下の顧客の要望に迅速に対応し、コア顧客への総合的なサービス能力を持続的に強化することが可能になる。エジプトの地理的優位性と政策の優位性を一段と生かし、影響力を周辺諸国・地域のタイヤ市場に広げることで、製品の生産量・販売量も持続的に増やせるとしている。【新華社北京】

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