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自動運転技術を手がける中国のユニコーン企業「Momenta(モメンタ)」がこのほど、運転支援向けチップの開発に成功し、実車テストを開始した。複数の業界関係者が明らかにした。チップの性能は米エヌビディアの「Orin-X」や米クアルコムの「Snapdragon 8650」などをベンチマークとしている。
モメンタは2023年、中国スマートフォン大手OPPO(オッポ)の半導体子会社「哲庫科技(ZEKU)」(23年5月解散)の元幹部を多数採用し、チップの自社開発に乗り出した。
関係者によると、今回開発した運転支援向けチップはハードウエアインターフェースもSnapdragon 8650に類似しているため、PCB(プリント回路基板)に大きな変更を加えることなく迅速に量産・車載できるという。
同チップはすでに基本的な性能テストに合格している。今後のテストが順調に進めば量産が可能となり、製品コストの大幅削減と開発効率の向上が見込める。そうなれば、自動運転向けAIチップ大手の地平線機器人(ホライズン・ロボティクス)と同様、モメンタはソフトとハードの両方を手がける運転支援ソリューションのサプライヤーとなる。
モメンタはチップの自社開発に加え、海外事業の展開も加速している。自動車大手の上海汽車(SAIC)が手がける電気自動車(EV)ブランド「智己汽車(IM Motors)」のドイツ、英国、タイ、オーストラリア向け車両のために運転支援システムを開発しており、ドイツでは近く量産が始まる予定だという。ミュンヘンでは、米配車大手のウーバー・テクノロジーズと共同開発した自動運転タクシー(ロボタクシー)がすでに公道テストを開始している。
(36Kr Japan編集部)
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