高級ベビー用品「BeBeBus」の運営会社、香港上場 初日終値は44%高

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高級育児用品ブランド「BeBeBus(ビービーバス)」を展開する不同集団(Butong Group)が9月23日、香港証券取引所に上場した。ティッカーコードは06090。目論見書提出から9カ月足らずで上場を果たした。初日の終値は102.5香港ドル(約1900円)と公開価格を43.96%上回り、時価総額は約89億香港ドル(約1700億円)となった。

SNSで話題の高級ベビー用品「BeBeBus」、香港IPO申請

BeBeBusは2019年に設立され、0~5歳まで使える高級育児用品を手がけている。主力はベビーカーやチャイルドシート、ベビーベッド、ベビーダイニングチェアなどで、いずれもデザイン性の高さが中国のSNSで話題を呼び、瞬く間に人気に火がついた。中国では一般的なベビーカーが1000元(約2万円)程度で販売されているのに対し、BeBeBusの最高級ベビーカーは1万6800元(約35万円)。大手ECサイト「天猫(Tmall)」ではセール価格で販売されているが、それでも1万3800元(約29万円)と超高額だ。

不同集団の2024年の売上高は約12億4900万元(約260億円)、純利益は5851万6000元(約12億円)、調整後の純利益は約1億1100万元(約23億円)だった。粗利益は6億2900万元(約130億円)、粗利率は50.4%に上った。

SNSで話題となったブランドだけに、広告宣伝費が最大の支出項目となっており、2022年は1億3500万元(約28億円)、23年は2億1000万元(約44億円)、24年は2億9500万元(約62億円)を支出している。

*1元=約21円、1香港ドル=約19円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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