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プール清掃ロボットを開発する中国発スタートアップ「星邁創新(Xingmai Innovation)」がこのほど、シリーズAで10億元(約210億円)を追加調達した。生活関連サービス大手・美団(Meituan)傘下の龍珠資本(Dragonball Capital)が出資を主導し、既存株主の高瓴創投(GL Ventures)や順為資本(Shunwei Capital)、安克創新科技(Anker Innovations)なども追加出資した。調達した資金は、技術開発や製品改良のほか、グローバルな販売チャネル拡大やブランド力向上、人材獲得、新規事業の開発などに充てる方針だという。
星邁創新は2022年7月設立。水中で自律的に動く清掃ロボット向けのモーターやローラーブラシ、運動制御技術、音を用いたレーザーSLAM用アルゴリズムなどを自社開発し、スマートで信頼性と実用性の高いプール清掃ロボットを世界のユーザーに提供している。
2024年に発表したブランド「Beatbot」の初代製品「AquaSense Pro」と「AquaSense」は、発売半年で計数億元(数十億円)を売り上げ、1年間で高級プール清掃ロボット(1400ドル、約21万円以上)のオンライン市場で85%のシェアを獲得した。

2025年1月に発表した人工知能(AI)搭載の新製品「AquaSense 2 Ultra」では、ハードウエアとソフトウエアを協調させることで感知から判断、実行まで、全プロセスのスマート化をアップグレードした。前世代の製品は、多くのユーザーから重くて扱いにくいと指摘されていたが、新製品は浮力制御や軽量化設計を採用したことで持ち運びしやすくなった。また、清掃が終わるとプールの端で止まったり、清掃中でもアプリ上のボタンをタップするだけで呼び戻せる機能なども搭載され、操作性が大幅に向上した。
星邁創新は今後、芝刈りロボット分野へも事業を拡大する方針で、すでに専門チームを立ち上げているという。
*1元=21円、1ドル=約149円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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