セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け
メールマガジンに登録
中国の通信大手、中国移動通信(チャイナモバイル)はこのほど、知的財産権分野の最新成果を公表した。有効特許の件数は累計で1万8000件に達し、3年連続で世界の通信事業者の中で首位を維持している。中国の特許賞を36件受賞し、第4世代移動通信システム(4G)や5G、ビッグデータなどの分野をカバーし、量と質が共に向上した。
中国のモバイル通信産業が追従から主導への飛躍的発展を遂げる中で、特許は極めて重要な役割を果たした。チャイナモバイルは4G時代に特許と標準の連動メカニズムを構築し、パテントプールを紐帯にして国際協力に参入し、TD-LTE・FDD-LTE特許をセットにすることを堅持し、グローバルLTEパテントプールの構築を主導、参画することで、中国が自主革新した4G(TD-LTE)の国際産業化を推進した。
同時に、国際的なスマート端末パテントプールのライセンス料率の引き下げを主体的にけん引し、中国市場で再び半額割引を行った。これにより、数多くの家庭が安価な4G対応スマートフォンを利用できるようになった。チャイナモバイルは現在までに21カ国の海外企業140余社に特許ライセンスを提供しており、海外の一流企業から特許使用料を徴収する数少ない中央企業(中央政府が管理する国有企業)の一つとなっている。
5G時代、チャイナモバイルのイノベーション成果は一層突出している。2000件以上の5G特許を取得し、大規模ネットワークの遅延・カバレッジ・信頼性などの難題を解決した。これにより中国は世界で最も早く、最大規模の5Gネットワークを構築し、5Gがあらゆる産業を支援し、各業界がデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する基盤を築き、垂直統合型産業の新たな成長エネルギーを引き出した。【新華社北京】
セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け
メールマガジンに登録