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中国のアートトイ大手、泡泡瑪特国際集団(POP MART、ポップマート)の株価が連日下落している。10月23日に発売された設立15周年記念シリーズ「Celebrating The Moment」の販売が、当初の期待を下回り、投資家心理の冷え込みにつながったとみられる。

今回の新シリーズは、人気キャラクター「LABUBU(ラブブ)」、「MOLLY(モリー)」、「DIMOO(ディムー)」などを集めた通常モデル15種とシークレット1種で構成される。シークレットモデル「Party Sweetie MOLLY」は発売価格69元(約1500円)に対し、519元(約1万1000円)まで高騰し、約7.5倍のプレミアムがついた。しかし、通常モデルのプレミアムは2倍前後にとどまり、以前ほどの勢いは見られなかった。
一方で、ポップマートは今年も複数のヒット商品を生み出している。なかでも米人気ドラマ「Wednesday(ウェンズデー)」とのコラボによるSKULLPANDAシリーズが話題を呼んだ。北米限定の「ネヴァーモア学園制服バージョン」は、劇中の細部まで忠実に再現したことで評価され、価格は399元(約8400円)から5499元(約12万円)へと上昇した。また、今年初めには、中国のアニメ映画「ナタ・魔童の海騒動(ナタ2)」とのコラボによるシークレットモデルも登場し、価格が発売時の約16倍まで高騰している。
ポップマートの株価は9月以降、累計30%近くまで下落。10月23日には一時約10%安となり、この半年で最大の下げ幅を記録した。アナリストは、「投資家が成長率のピークアウトを懸念している」と指摘する。もっとも、同社の7〜9月期の業績は依然として堅調で、売上高は前年同期比245〜250%増加し、海外市場では360%を超える伸びを見せた。
*1元=約21円で計算しています。
(36Kr Japan編集部・茶谷弥生)
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