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中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)は11月11日、北京市で開催した「第6回イノベーションおよび知的財産フォーラム」で、2024年の特許料収入が6億3000万ドル(約980億円)に達したと明らかにした。一方で、これまでに同社が支払った特許使用料は、特許収入の3倍以上に上るという。
ファーウェイは研究開発投資でも世界的に突出している。2024年の研究開発費は1797億元(約4兆円)で、対売上高比は20.8%だった。25年は1〜6月だけで969億5000万元(約2兆1300億円)に達し、対売上高比は22.7%に上った。年間では2000億元(約4兆4000億円)を超える見込みだ。
知的財産面でもファーウェイの存在感は大きい。2024年に新たに公開した特許は3万7000件と過去最多を記録した。24年末までに同社の特許ラインセスを供与されたデバイスは、5G通信向けが27億台余り、Wi-Fi向けが12億台余りに上る。
世界知的所有権機関(WIPO)のMarco Alemán事務局次長は「ファーウェイはWIPOの国際知財サービスの主要ユーザーで、研究開発でのイノベーション能力は突出している。2024年の国際特許出願(PCT)件数は6600件に達し、14年以来トップを維持している」と述べた。
*1ドル=約155円、1元=約22円で計算しています。
(36Kr Japan編集部・茶谷弥生)
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