中国半導体大手SMIC、7〜9月期は純利益43%増 国内需要とAI関連が追い風

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中国の半導体受託製造大手、中芯国際集成電路製造(SMIC)が発表した2025年7~9月期決算は、売上高が前年同期比9.9%増の171億6200万元(約3800億円)、純利益は43.1%増の15億1700万元(約330億円)だった。

設備稼働率は95.8%と前期比で3.3ポイント上昇し、需要の旺盛さを示した。ウエハーの生産能力は8インチ換算で260万枚に達し、2018年10〜12月期以来の倍増となった。

中国は依然としてSMICの最大の市場で、7~9月期の売上高に占める割合は86%と、4~6月期をわずかに上回った。一方、米国からの売上高は11%とやや減少した。

米ゴールドマン・サックスは、中国国内の需要拡大と人工知能(AI)関連事業がチャンスとなり、同社が長期的に成長すると予測。「買い推奨」を維持し、目標株価を117香港ドル(約2300円)とした。

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同時に発表した1~9月の売上高は18.2%増の495億1000万元(約1兆1000億円)、純利益は41.1%増の38億1800万元(約840億円)だった。

*1元=約22円、1香港ドル=約20円で計算しています。

(36Kr Japan編集部・茶谷弥生)

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