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中国LiDAR大手の「速騰聚創(RoboSense、ロボセンス)」がこのほど、2025年7~9月期決算を発表した。売上高は前年同期比0.2%減の約4億700万元(約90億円)とほぼ横ばい、純損失は1億元(約20億円)と前年同期の8300万元(約18億円)からやや拡大した。
7〜9月の販売台数は34%増の18万5600台だった。内訳は、主力の先進運転支援システム(ADAS)向けが14%増の15万100台、急成長中のロボット向けが393%増の3万5500台となった。ロボット向けの売上高は158%増の1億4200万元(約30億円)に達し、総売上高に占める割合が35%に上昇した。
海外売上高は100%超の成長を達成した。ロボセンスのADAS向けLiDARは、上海汽車と独アウディの合弁会社「上汽アウディ」や、第一汽車集団とトヨタの合弁会社「一汽トヨタ」のほか、北米の新エネルギー車(NEV)メーカーなど12社の23車種に採用され、アジア太平洋、欧州、北米などの主要市場に送り出されている。また、中国国内向けでは零跑汽車(LeapMotor)や長城汽車(GWM)などの自動車メーカーや一次サプライヤーに採用され、32社の144車種に搭載されている。
4月に発表した新型の高性能デジタルLiDAR「EMX」は、49車種への搭載が決まっており、2026年には集中的な量産・出荷が始まる。ロボセンスは、出荷台数の増加に伴い、10~12月期は初の四半期黒字化を達成する見込みだとしている。
*1元=約22円で計算しています。
(36Kr Japan編集部・茶谷弥生)
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