中国の手術支援ロボット、グローバル市場に進出 「海外製品の半額」で普及拡大

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中国黒竜江省ハルビン市に拠点を置く手術用ロボットメーカーのハルビン思哲睿智能医療設備が開発、製造したスマート腹腔鏡手術支援ロボットは、これまでに世界約50カ国・地域に輸出され、累計1万件以上の手術を行い、自主イノベーションの力によって国際市場に進出した。

低侵襲手術分野の重要な補助設備として、手術支援ロボットは、傷口が小さいうえに出血が少なく、術後の回復も早いなどの利点があり、泌尿器科や婦人科、一般外科といった多くの分野で広く利用されている。同社は2013年の設立以来、数百人規模の研究開発チームを立ち上げ、多くの技術的課題を克服。独自の知的財産権を持つ、一連の腹腔鏡手術ロボットの開発に成功した。

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価格は海外の同類製品の半額程度に抑えられ、高いコストパフォーマンスは中国国産手術支援ロボットのもう一つの大きな強みとなっている。杜志江董事長は「私たちは革新者であると同時に、普及者になる必要がある」と語る。チームは常に臨床ニーズを指針とし、機能と性能を確保したうえで製品の適合性を継続的に高め、さまざまなレベルの病院の需要に応えている。【新華社ハルビン】

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