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ロボットハンドの研究開発を手がける中国のスタートアップ「霊心巧手(Linkerbot Technology)」がこのほど、シリーズAの追加ラウンドで数億元(数十億円)を調達した。浙江創新投資や徳清県産業発展投資、ロボットメーカーの楽聚智能(Leju Robotics)などが出資した。
同社の高性能ロボットハンド「Linker Hand」シリーズは、腱駆動、ワイヤロープ駆動、リンケージ駆動の3種類、自由度は10〜42までと選択肢は幅広く、科学研究や人型ロボット(ヒューマノイド)、産業用などに活用できる。月間受注台数はすでに1000台を突破しており、韓国サムスン電子や独シーメンスなどの海外大手企業も顧客に名を連ねる。生産台数が1000台を超えたのは、Linker Handシリーズが世界初だという。
中級モデルの「Linker Hand L20」は20自由度を備え、人間用の各種工具を扱える。価格は4万9900元(約110万円)。上位モデルの「Linker Hand L30」は26自由度を備え、精密組み立てやフレキシブルな把持、手術補助などにも対応する。価格は9万9900元(約220万円)。産業用に開発された「Linker Hand L6」は能動自由度6軸を備え、価格は1万9900元(約44万円)。2026年の出荷台数を5万〜10万台と見込んでいる。

中国では人型ロボット産業が急成長するなか、精密な操作能力が次の競争の焦点となり、中核部品メーカーに注目が集まっている。2025年1~9月に実施されたロボット産業関連の資金調達は600件を超えた。
*1元=約22円で計算しています。
(36Kr Japan編集部・茶谷弥生)
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