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中国発のコーヒーチェーン「比星珈琲(BeanStar Coffee)」がこのほど、シリーズBで蘇州農業産業科創基金から数千万元(数億円)を調達した。資金は店舗拡大とブランドプロモーションに充てられる。今回が4回目の資金調達で、順為資本(Shunwei Capital)などの大手投資機関も最初期から出資してきた。
BeanStar Coffeeは2022年に江蘇省蘇州市で設立され、フランチャイズ中心でアセットライト型の拡大戦略を掲げてきた。中国のコーヒー市場では激しい競争が繰り広げられているが、同社はコーヒー消費拡大の追い風を受けて急成長を遂げた。現在は華東・華南地域を中心に300店舗を展開、26年には1000店舗まで拡大させる計画だ。
価格帯は15~25元(約330~550円)。アメリカンやラテなどの定番メニューに加え、沖縄黒糖キャラメルラテやコーン茶ミルクティーといったオリジナルドリンク、オレンジピールラテやココナッツミルクラテなど流行のメニューも取りそろえる。1店舗あたりの粗利率は約70%に達し、8割以上の店舗が黒字を実現しているという。
同社は国内市場を固めつつ、2024年から海外展開も積極的に進めており、インドネシア、日本、イタリアなどにも出店している。日本1号店は25年10月、東京・早稲田で営業を開始した。
*1元=約22円で計算しています。
(36Kr Japan編集部・茶谷弥生)
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