「2020年はミニプログラム時代の幕開け」 專門データ分析機構が9つの予測を発表

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12月20日、WeChatミニプログラムのデータ分析企業「阿拉丁(aldwx.com)」が、2019年度第3回「世界ミニプログラム エコシステム大会」を北京で開催した。

阿拉丁は、中国国内の50万以上のミニプログラム開発者にミニプログラム統計、阿拉丁指数、広告効果測定等のサービスを提供しており、その影響は100万以上のミニプログラム業者に及んでいる。

阿拉丁創業者の史文禄氏は、このイベントの壇上で「新しい時代、ミニプログラムの時代が到来した」と宣言し、ミニプログラムの発展に関する予測を9つ発表した。

テンセントが公表した2019年第3四半期の財務報告によると、微信(中国国内向け)とWeChat(海外向け)を合わせたMAU(月間アクティブユーザー)は前期比6.3%増の11億5100万人、微信が公式にが初めて公表したDAU(一日のアクティブユーザー)は約3億人であった。史文禄氏は以前、2019年末にはミニプログラムのDAUは3億2000万を超えると予測していた。

史文禄氏は、「ミニプログラムがあらゆる人々のあらゆる場面に対応する時代となり、2020年はミニプログラム商業化の幕開けとなるだろう。皆が力を合わせて努力するよう期待する」と語った。

ミニプログラム9大予測:
1.微信の検索機能、多機能なミニプログラムは中国インターネットのトランザクションの流れを変える。微信の検索機能はユーザーの行動や習慣を変えた。底辺構造が変われば、中国の多くの商業モデルに巨大な変化が発生する。

2.ミニプログラムECはこれまでのECよりはるかに大きく、どう猛だ。全く新しいEC時代に入ろうとしており、中国ECの新しく巨大な現象を指す単語となるだろう。

3.ミニプログラム+ショートムービー+ライブ配信が、「抖音(Douyin、海外版は「TikTok」)」や「快手(Kuaishou、海外版は「Kwai」)」と同じような役割を果たすようになるだろう。

4.ミニプログラムにより、オンライン・オフラインの融合と生活モビリティが新しい市場になる。

5.質の高いゲームによって「小遊戯(ミニゲーム)」が人気となる。2019年には「ウイルスウォー – スペースシューティングゲーム(消滅病毒)」や「動物餐庁」などの質の高いミニゲームも登場した。2020年には質の高いゲームがさらに多く登場すると信じている。

6.5G環境下でミニプログラムはAI、クラウドゲーム、Iotなどのハイテクと結び付き、皆の想像を超えた新しいミニプログラムを登場させる。

7.ミニプログラムは高速(テラバイト級)インターネット普及の新しいインフラになる。

8.ミニプログラムは伝統的な企業がオンライン化する最大で最高のチャンスだ。我々はこれが最後のチャンスとは言わないが、阿拉丁ミニプログラム統計プラットフォームと阿拉丁指数によると、伝統企業のミニプログラムが今、驚異的なスピードで発展している。不動産デベロッパー「碧桂園(Country Garden)」の不動産検索「鳳凰雲」、セキュリティロック「智慧宝安視頻門禁」,宅配便ロッカー「豊巣智能櫃」などのミニプログラムは最近、目ざましい成長を遂げている。

9.ミニプログラムへのアクセスを載せることが中国の広告市場で当たり前にになるだろう。広告を見てアプリをダウンロードする人はいないかもしれないが、ミニプログラムは広告の至るところに存在している。
(翻訳・永野倫子)

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