ファーウェイ輪番会長、「中国には5Gを世界最高にする条件が揃っている」

36Kr Japan | 最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア

日本最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア。日本経済新聞社とパートナーシップ提携。デジタル化で先行する中国の「今」から日本の未来を読み取ろう。

大企業編集部お勧め記事注目記事36Krオリジナル

ファーウェイ輪番会長、「中国には5Gを世界最高にする条件が揃っている」

原文はこちら

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録

続きを読む

5G業界でグローバルリーダーになるためには、政策、インフラ、業界、エンドユーザー各方面との協調が欠かせない。ファーウェイ輪番会長 徐直軍(エリック・シュー)氏は、中国はこれらの分野で好条件を備えていると考える。

インフラ整備について言えば、中国には世界の46%にあたる300万以上の基地局がある。政策では、中国政府は2019年に4社に5Gライセンスを発行し、5G用に6GHz帯を割り当てた。中国国内の20以上の地方自治体も5Gサイトの公共リソースを開放するなど、5G開発をサポートする市場化措置を打ち出している。

より高品質なネットワークのニーズもある。中国のeMBB(超高速モバイルブロードバンド)のトラフィック量は月平均100億GBに達した。過去1年で2倍以上の増加だ。過密した都市部で4Gネットワ​​ークはすでに混雑しており、高品質の接続を提供する5Gネットワ​​ークの整備が急がれる。

5Gデバイス市場の初期段階で、市場ニーズを動かすのは低価格化だ。 シャオミ(小米科技)、「vivo(ビボ)」、ファーウェイのサブブランド「Honor」は3000元台(約5万円)の5Gスマホを発売した。米調査会社IDCのデータによると、中国市場における第3四半期の5Gスマホ出荷台数は48万5000台とそれほど多くないものの、その成長率には目を見張るものがある。昨年11月1〜10日に開催された「双11(ダブルイレブン)」セール期間中に「京東(JD.com)」で販売された5Gスマホの台数は、前月1カ月分の20倍を記録したというから驚きだ。

世界5G大会での徐直軍氏のスピーチ「共栄5G産業エコロジーの構築」

世界5G大会にファーウェイを代表して出席し、5G開発に関するいくつかの観点を共有できることを光栄に思う。

まず、中国には5Gを世界最高にする条件が揃っている。

中国は、周波数帯域リソース、現有基地局数と建設能力、消費者の認識と需要、産業と企業による関与、政府の支援などで世界一だ。さらに、中国企業のスマートフォンは出荷台数で世界シェア50%を超えており、デバイス産業チェーンと世界をリードする5Gテクノロジーも完ぺきだ。これらの利点を最大限に活用すれば、世界最高の5Gを実現できる。

第二に、世界は今、中国の5G開発がもたらした恩恵を享受している。

中国の5Gライセンスの発行と大規模な基地局建設は、5Gネットワ​​ーク機器の世界的な需要をけん引し、中国、ヨーロッパ、および世界中のネットワーク機器プロバイダーの発展を促進した。同時に、関連産業の半導体需要への刺激ともなり、2019年第3四半期には世界の半導体産業は安定した成長を取り戻し、機器メーカーも恩恵を享受した。

5Gは消費者の機種変更ニーズをも刺激し、デバイス産業チェーン全体の成長を促進した。中国の5Gユーザーは2020年には2億人を超えると見込まれる。同時に、5Gは高解像度ビデオ、AR(拡張現実)/VR(仮想現実)、クラウドゲーム、クラウドコンピューターなどのアプリケーションの革新と開発を促進し、 OTT企業(Over The Top / 動画・音声などのコンテンツ・サービスを提供する事業者)に革新と成長のチャンスをもたらした。中国では19の業界にまたがる3900社以上が5Gイノベーションに従事しており、グローバル産業のデジタル化を牽引している。

第三に、5Gを客観視し、皆で開発することが必要だ。

まず、5G基地局と5Gコアネットワークは、標準インターフェイスに基づいた2つの独立したネットワーク要素であることを明確にしたい。3GPP(Third Generation Partnership Project)標準によれば、モバイルエッジコンピューティング(MEC)はコアネットワークの一部であり、基地局とコアネットワークが物理的に一緒に配備されているかどうかにかかわらず、それらの独立性には影響しない。5G基地局と5Gコアネットワークは分離不可能との意見を気にする必要はないのだ。

第二に、5Gの開発において、「ニワトリが先か卵が先か」といった堂々巡りの議論に巻き込まれるべきではない。新世代のモバイルテクノロジーが導入される度に論争、苦悩、騒動が起こり、キラーアプリケーションを見つけようとの努力がなされてきたが、こうしたことに意味がないことは歴史を見れば明らかだ。同時に、IoT向け5Gの開発は段階的に行う必要があり、IoTの鍵はインターネットではなくモノであること、業界を超えた協力は継続的なプロセスであることを認識しなければならない。5Gがさまざまな業界のデジタル化インフラになるには時間がかかり、協同開発が必要なのだ。

さらに、5Gは人工知能、ビッグデータ、クラウドコンピューティングなどのテクノロジーと連携して初めて、より大きな価値を生み出すことを忘れてはならない。

互いに手を取り合い、中国の5Gを世界最高レベルに引き上げ、中国5Gの恩恵を共に享受しよう。
(翻訳・永野倫子)

原文はこちら

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録

関連記事はこちら

関連キーワード

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録