460億円調達でユニコーン入りーー動画生成AI「Vidu」、今度はロボットの頭脳を作る
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マルチモーダル人工知能(AI)を手がける中国スタートアップ「生数科技(Shengshu Technology)」はこのほど、阿里雲(アリババクラウド)が主導したシリーズBで約20億元(約460億円)を調達した。調達後の評価額は120億元(約2800億円)に達し、ユニコーン企業の仲間入りを果たした。
2023年3月設立の生数科技は、動画生成モデル「Vidu」シリーズで業界内で高い注目を集めている。同モデルは音声と映像の同期生成、長時間生成、高い時空間一貫性を実現し、映画級の映像品質を実現している。Viduはすでにテキストや画像からの動画生成、参照素材に基づく動画生成などの機能に対応しており、MaaS(Vidu AIオープン・プラットフォーム)およびSaaS(Vidu AgentやVidu Claw)を通じて、広告・マーケティング、アニメ・映像制作、教育・文化・観光など幅広い分野で活用されている。
生数科技は動画生成にとどまらず、基盤技術をデジタル世界から物理世界へと拡張している。高品質な動画生成の本質は、モデルが物理法則を深く理解している点にあると同社はみている。また、世界モデル(Foundation World Model)を基盤に、業界初となる統一アーキテクチャのエンボディドAIモデル「Motus」を発表した。視覚理解をロボットの行動判断に結び付け、データ不足や汎用性といった従来の課題に対応する。
現在、複数の有力エンボディドAI企業と戦略提携を進めており、「見る」視覚モデルと「動く」行動モデルの統合により、産業やサービス、家庭分野で大規模展開が可能な「汎用大脳」の実現を目指す。
*1元=約23円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)