2020年は電気自転車の当たり年? ベルギースタートアップ「Cowboy」がCFで4億円を調達

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外国メディアの報道によれば、ベルギーの電気自転車スタートアップ「Cowboy」は先頃のクラウドファンディング期間中、わずか12分で140万ユーロ(約1億6800万円)を調達し、最終的に320万ユーロ(約3億8400万円)の調達に成功した。同社は過去にも、2018年のシリーズAで1320万ユーロ(約15億8400万円)を調達済み。

2017年創業のCowboyは、ベルギーのブリュッセルに拠点を置く。Adrien Roose氏、Karim Slaoui氏、Tanguy Goretti氏によって共同設立された企業だ。

電気自転車は人々にとって目新しいものではないが、肩に担げる電気自動車といえば別だろう。同社の電気自転車の重量はわずか16キロで、若い女性でも比較的軽々と持ち上げて階段を上ることができる。軽くてコンパクトなことに加え、以下のような特長がある。

・ギアで楽々加速:ペダルを一踏みすれば動力が得られ加速が続くため、坂道も楽に上ることができる。

・安全係数の高さ:ブレーキランプを搭載しており、夜間の走行時も安心。

・長い航続距離:内蔵バッテリーで70キロの走行が可能。バッテリーは取り外しができ、3時間半でフル充電される。

・ユーザーに優しい設計:タイヤ幅は42ミリでより楽に走行できる上に、前輪と後輪には泥よけも付いているため、雨天にも服が汚れずにすむ。

Cowboyの電気自転車の価格は約2000ユーロ(約24万円)。このほか、リアルタイムのデータやGPSトラッキング機能のあるアプリケーションも用意されており、ユーザーは自分の電気自転車に接続できる。

Cowboyの電気自転車の仕様

マイクロモビリティ分野は巨大なビジネスチャンスをもたらしており、会計・コンサルティング大手デロイトの研究予測によれば、電気自転車市場は大きく成長しており、今後3年で世界の販売台数は1億3000万台に達するという。

Cowboyの事業は現時点で、ドイツ、フランス、オランダ、オーストリア、イギリス、スペインおよびイタリアで展開されている。昨年には5000台あまりの電気自転車を販売し、年間5倍のペースで伸びている。走行距離は348万キロに達しており、累計43万5375キロの二酸化炭素排出の削減に貢献した。

Adrien Roose氏によれば、今年は電気自転車市場が大きく発展するという。通勤者や住民は、バスや自家用車では交通渋滞の問題が深刻な上に、膨大な二酸化炭素が排出されることに気づいている。このため、電気自転車での外出を選ぶ人々は増え続けている。
(翻訳・神部明果)

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