「小速新風」は空気清浄システム業界での”シェア自転車”になれるか

毎年冬が近づくと、スモッグの発生率が高くなる。”呼吸への不安”をもたらすと共に、逆に、 “空気経済”の発展を促進する。問題となっている屋外の空気に対しては、多くの人にとってマスクが最初の選択だ。
では、屋内ではどうだろうか。みなさんが頭に思い浮かべるものは、空気清浄機ではないかと思う。

空気清浄機は確かに室内の空気をある程度浄化できるが、根本的な問題の解決にはならない。
その本質は、狭い範囲内での空気の循環清浄であり、周囲の空気を吸い込み、フィルターを通して再び排出されるというものである。
屋外の新鮮な空気を入れることも、更には二酸化炭素などの影響を減らすこともできない。

「小速新風」は、IoT(Internet of Things) +タイムシェアリースモデルを採用した空気清浄システムのプロバイダー企業だ。
空気清浄機とは異なり、小速新風の製品は、陽圧と陰圧の原理を利用して室内の有害物質や粉塵を排出する。
まず、外気を吸収して浄化する。きれいな空気が室内を占めると、元の汚れた空気が部屋から排出される。
きれいな空気が継続して供給された後、部屋全体の空気はわずかに陽圧の空気循環を形成する。

創設者の王氏は空気清浄製品の販売経験を持っており、販売途中に、さまざまな理由によって、空気清浄システムの市場拡大が阻害されていることに気づいた。
まず、従来の空気清浄システムは、取付けの際に壁に穴を開けパイプを通さなれければならないため、室内の外観に影響を及ぼす。
頻繁にフィルター交換することもユーザーにとっては非常に面倒だ。

また、最大7000元から8000元にも及ぶ価格では顧客は買うことに躊躇する。 空気浄化装置は非常に高価であり、単純な販売モデルでは根本的に市場を切り開けない。
リースモデルも同様に弊害が存在する。ユーザーが設備をリースした後、たとえ長期間不在であっても、デバイスのレンタル料金を支払う必要があるとされている。

市場開拓のために、「小速新風」は、取付け費用無料の従量制決済モデルを採用し、ユーザーはプラットホームにて取付けを予約し、申し込み審査が通過すると、500元のデポジットを支払うだけで、スタッフが自宅に伺い、無料で設備の取付けを行うサービスを提供する。

「小速新風」の利益モデルは、シェア自転車サービスの課金方法(チャージした分だけ使用できる)に似ている。
浄化難度は外気の汚染度に伴い上昇し、費用も高くなる。価格は、1時間1角~1時間1元の間だ。

外気の質を自動的に感知すること以外にも、「小速新風」の設備は、費用の計算、消耗品の分析、装置データの収集、ユーザーの要望をサポートする。
これらを行うために、クラウドデバイスは、「小速新風」をIoT設備に接続し、クラウドサービスにより、「小速新風」のフィルター交換時を測定し、それに伴いスタッフが無償交換に伺う。

ユーザー向けの公式APPからチャージ、支払い、屋内の空気指数の測定、そして残金情況の確認が行える。
その他、輸送を容易にするために、創設者の王氏は、設備の長さ、幅を320cmに設定した。
製品は昨年12月に研究開発が終わり、それ以前に200万元の個人投資(エンジェル投資家)がされていた。プロモーションチャネルに関しては、「小速新風」は主に、不動産開発業者、不動産会社、政府機関などと協力して、製品の共同プロモーションを行っている。

当サイト36Krは、ハイエンドブランドのAirmx、Bluecer、352、空气堡、智享空净、10+Air、Bergluftなどの商品シリーズに例えて、「小速新風」を報道している。
対国外のシェア率を比較すると、国内の空気清浄市場は明らかにまだ潜在チャンスを秘めている。いかにユーザーに受け入れられ、市場を開拓していくのか、この問題に関しては、このメーカーはまさに的を得ていると言えるだろう。

無償設置、体験型消費を採用し、また主要ブランドを網羅し、価値の高いユーザーの発掘に努めている。低コスト戦略を採用するほとんどの場合、まずユーザーに良い経験をさせる。この際に、どのようにしてキャッシュフローを処理するかという問題に直面しなくてはいけない。
おそらくシェア自転車と同じかもしれない。
これは果たして資本主導の市場だろうか?

関連キーワード

日本企業のDXを促進するプラットフォーム「CONNECTO」
無料コンテンツ公開中

最新記事