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世界の電気自動車(EV)の販売台数データをまとめたウェブサイト「EV Sales」が6月30日に公表したデータによると、2020年5月の全世界におけるEV販売台数は前月比約31%増の14万4600台だった。そのうち、電気だけで走行できる純電気自動車(BEV)が67%を占め、BEVの販売台数は前年同月比で28%減少した。また、2020年1月から5月にかけての全世界におけるEVの累計販売台数は前年同期比14%減の71万8000台だった。
メーカー別のランキングに関して、単月の販売台数は米テスラ(Tesla)が前月に続いて5月も1位に輝いた。テスラの同月の販売台数は2万4607台でシェアは約18%。これは、2位で1万281台を販売した中国「比亜迪(BYD)」の倍以上となる。
2020年1月から5月にかけての累計販売台数ランキングでは、1位のテスラに続いて2位から4位にBMW、フォルクスワーゲン(Volkswagen)、比亜迪が入っており、この3社の販売台数はほぼ拮抗している。また、この5月で、アウディ(Audi)が2つ順位を上げて6位となり、広州汽車(GAC)は14位にアップ。中国新興EVメーカー「蔚来汽車(NIO)」は今回初めてランキング入りし18位となった。
車種別では、テスラのEVセダン「モデル3」が圧倒的トップで、市場シェアの15%を占める。EV Salesは、これは主に中国市場によってもたらされた成績だとしている。広州汽車のEVセダン「Aion S」は単月の販売台数で初めてトップ3以内に入り、蔚来汽車のSUV「ES6」は初めて16位にランクインした。
(翻訳・小久江)
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