マイクロソフトがAIチャットボット事業を独立 中国と日本市場に重点転換へ

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マイクロソフトがAIチャットボット事業を独立 中国と日本市場に重点転換へ

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7月13日、マイクロソフトはオフィシャルサイトで、中国向けAIチャットボット「シャオアイス(小冰)」(日本では「りんな」)関連事業を、独立企業として分離することを発表した。新会社の経営陣は元のチームのスタッフが起用され、ゼネラルマネージャーを務めていた李笛氏がCEOに、日本版のチャットボット「りんな」のプロジェクト統括を務めていた陳湛氏が、日本支社のゼネラルマネージャーに就任する。注目すべきは、2019年11月にエグゼクティブバイスプレジデントを退任したハリー・シャム(沈向洋)氏の新会社加入である。マイクロソフトによると、シャム氏は新会社の会長に就任するという。

分社化の完了にともない、シャオアイスの新会社もベンチャー企業と同じようにベンチャーキャピタルの潜在的な投資意欲を引き付けている。 中国のニュースメディア「財新(Caixin)」は、シャオアイスプロジェクトと接触したことがある投資家の話として、新会社の評価額は7億ドル(約750億円)だが、シャオアイスの商業能率については若干の懸念があると伝えている。

マイクロソフトが公開したシャオアイスのバーチャルイメージ

今回の分社化により、今後、シャオアイス関連事業は、中国や日本を中心とするアジア太平洋地域に重点を置くことが明らかになった。マイクロソフトが7月13日午前に発表したところによれば、新会社は今後も中国では「シャオアイス」ブランドを、日本では「りんな」ブランドを使用し、各地域のパートナーとの連携を深め、中国語圏および日本、インドネシアなどの幅広いユーザーに対し、AI関連の技術およびソリューションを提供していくという。

シャオアイスは第1世代が2014年に誕生し、現在世界中の多くの国々で提供されている。オンラインユーザー数は6億6000万人、サードパーティ製のスマートデバイスは4億5000万台に達しており、9億人がシャオアイス経由でコンテンツにアクセスしている。金融や小売、自動車、不動産、繊維などの業種でビジネス活用されており、2017年以降、商業化のペースは明らかに加速している。さらにシャオアイスは、スマート照明の「Yeelight(易来)」に搭載される形で、シャオミエコシステムに加わることを発表しているほか、 日本ではLINEと提携し、ローソンに割引クーポンのプロモーションサービスを提供している。

(翻訳・浅田雅美)

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