中国新興EV「威馬汽車」 早ければ年内に上場、生き残りを賭け上場レース

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ブルームバーグは7月24日、新エネルギー車メーカー「威馬汽車(Weltmeister)」が早ければ年内に上海証券取引所のハイテク企業向け市場「科創板(スター・マーケット)」に上場し、評価額は43億元(約645億円)を超えるだろうと報じた。これについて、同社CEO沈暉氏は36Krの取材に対し「評価額が違う、この額には止まらないだろう」と述べた。

威馬汽車は2016年に設立されたスマート電気自動車の開発メーカーで、コネクテッドカーやそのアフターサービスを提供している。これまでに6シリーズの資金調達を行っており、累計調達金額は170億元(約2550億円)を超えている。最新発表データによると6月の販売台数は前月比34.9%増の2028台で、4か月連続で増加している。今年の累計販売台数は7686台に達している。

新エネルギー車業界では、長期に渡り依然として収益が出ない状況にあり、資金調達ルートを広げ、投資を続けてようやく生き残っていくことができる。そのためには上場が一番好ましい選択だとされている。新興自動車メーカーの第一陣となった「蔚来汽車(NIO)」、「理想汽車(LEADING IDEAL)」はすでに米国市場で上場を果たしている。上場準備が報じられている威馬汽車、「小鵬汽車(Xpeng motors)」以外に、「哪吒汽車(Nezha)」も2021年に科創板で上場を検討していることを表明している。新エネ車業界における株式上場のレースはすでに始まっている。

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