シェアサイクル世界最大級ofoの模索=アプリ内ミニゲームを開始?目的は「ユーザーを放さないため」

2018年7月4日、世界最大級のシェアサイクルプラットフォーム・ofoのアプリ内でミニゲームのモジュールが新たに存在することを36Kr の記者が発見した。確認すると、「天使の誕生 ベータ版」とのタイトル。これについてofoは、「ゲームは自社開発した製品で、まだ内部テスト中だ。外部が推測するような収益目的ではなく、ユーザーの活発化と定着率向上を目指している」と説明した。

融資が滞れば一気に枯渇するシェアサイクル事業

最近、ofoの動きが活発だ。今年3月13日、リードインベスターのアリババからE2-1ラウンド融資の8.66億米ドルを獲得して以来、融資を獲得していないことが背景にある。実は、36Krは3月15日、同社が近日中に新規融資を受け入れるとの情報を関係者から入手していた。ofoの共同創始者・于信(ユー・シン)氏は当時、「新規融資が計画段階にあるのは確かで、それほど先のことにはならないだろう」としていた。しかし、未だに新規融資の一報は聞かれない。

中国国内のシェアサイクル市場は大きな変化を遂げている。アリババ傘下のアント・フィナンシャル(螞蟻金服)は引き続きハローバイク(哈羅単車)を支持しているし、モバイクはO2O大手Meituan(美団)の傘下に入った。これらは、彼らには多額の資金のバックアップがあることを意味する。

大手のバックアップは受けずに独立性を維持したいofo

一方のofoは、自力での発展を遂げようとしているようだ。だが、シェアサイクル事業は血を通わせる能力を備えてない時に融資が受けられないなら即ち、資金が枯渇することを意味する。よって、ofoは自社の“造血機能”を強化する為に、近ごろになって一連の動きを押し進め始めた。

■7月1日、ofoのアプリ内に「看看」と名付けるニュースアグリゲーターが加わった。注目トピック、画像、動画、スポーツ、金融経済、社会、サイエンスなどのカテゴリーに分かれている。ofoは専門外のニュースフィードに挑戦し、新しい収益モデルを探っているという声もある。

■6月19日、一部ユーザーが「ofoの料金体系が変わった」と訴えたことに対し、同社は36krに対して以下のように回答した。「ofoは現在、複数の料金計算方式を試案している。料金プランの中には利用時間と連動しているものがあるが、この方式だと少なくないユーザーの課金額が1元にも満たない可能性が出てくる。よって、現在は別々の地域で異なる料金プランの試験を実施している。しかし、この影響を受けるユーザーは全体の0.5%しかない。全国ほとんどの地域においては、料金プランの変化はないはずだ」と説明した。

■6月15日、ofoは正式に全国25都市でシェアサイクル利用時のデポジット無料化を実施。対象都市のユーザーはさらに、95元の「優待パック(福利包)」を購入すると全国のシェアサイクルサービスを保証金なしで利用できる。あるいは、199元のデポジットをを支払うと、そのうち95元は利用残高として、シェアサイクル利用料などに転用できる。返金は不可だという。

■6月初め、ofoは2ヶ月前にB2B事業部を設立したと公表した。業務内容は車体広告、アプリ広告など。現段階の営業収益はすでに1億元を突破している。かつ、国内の約100都市で利益を上げていると発表した。

ofoの設立3周年記念イベントで、創始者兼CEOの戴威(ダイ・ウェイ)氏は商業化戦略の構図について語った。「ofoの未来はB2B、金融、ローカルライフなどの多元的要素をレイアウトして収益を獲得する」。

自身の造血機能を強化する以外に、ofoは可能な限りのコスト削減にも励んでいる。6月27日、ofoの関係責任者は、「ofoは一連の運営管理形式の刷新や模索を通して、オンラインからオフラインに至るまで運営方式の最適化を行っている。結果、自転車1台当たりの総ランニングコストは1日1.2元から0.2元まで下がった」と明かした。

しかし、考えるべきなのは、シェアサイクルの明確な収益構造がいまだ不透明な中、ofoのこの模索は成功するのか?という点だろう。

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