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11月18日、スマホ大手「vivo」が新しいOS「Origin OS」を発表した。
最も大きく変更したのは画面設計だ。vivoユーザーエクスペリエンスデザイン責任者の葛亜男氏は、Origin OSは初めて画面設計システム「Klotski Grid(華容網格)」を導入してホーム画面の表示を再設計し、従来よりもすっきりしたと話す。
この新しいホーム画面システムで「Nano Kits(原子組件)」機能を使うと、通知の表示方法の変更や機能のユーザーインタフェースを自由に設定できる。Origin OSの新しいフレームワークでは通知機能が新しくなり、ユーザーは必要な情報を得やすくなった。また、音楽など頻繁に使用する機能のロジックも統合され、操作がスムーズで使いやすい。
Origin OSでは、ユーザーが画面のビジュアルやユーザーインタフェースを自分で定義できる。
Origin OSにはカスタマイズ機能があり、ウィンドウやアイコンのスタイルをユーザーが設定できる。インターフェースも、ジェスチャー操作、コントロールセンターの呼び出し位置からシステムナビゲーションの方法までユーザーが使い慣れた方法を選んで組み合わせられる。
「Super Pocket(超級卡包)」にはQRコードスキャン、支払い用コード、交通機関の運賃の支払い用コードなどのウォレット機能が統合され、ホーム画面、アプリまたはロック画面でも表示できる。
Origin OSのもう一つの新しい機能は「Original Vista(原景視窗)」だ。天気や昼夜の変化を表現するがホーム画面の操作性に影響はしない。日の出から日の入りまでを16のデザインで表示し、ユーザーはホーム画面を見ればリアルタイムの明るさ、光や色温度を感じられる。
視覚で感じるほか、OriginOSは「Timeline Design(時間線設計)」により時間の変化も表示する。時計表示は静止画面ではなく、一分一秒ごとに表情を変える。このほか、「Nano Alert(原子通知)」機能でも時間帯ごとにユーザーの知りたい情報だけを表示する。
vivoは2013年10月にAndroidベースのスマートフォン向けOS「FuntouchOS」を発表した。同システムはその後数年間にわたり何度も更新され、2020年9月にはAndroid 11ベースの「FuntouchOS 11」を発表していた。
Origin OSはFuntouch OSのアップグレード版とみられる。今年は中国の複数の携帯電話ブランドがOSを更新している。シャオミの「MIUI」やOPPOの「ColorOS」はAndroidベースのOSを大きくアップグレードし、ファーウェイの独自OS「HarmonyOS 2.0(鴻蒙OS)」も12月にスマートフォン向けが発表される予定だ。
(翻訳・二胡)
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