テスラはなぜ非公開化するのか?
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一般に、株式非公開化を選ぶ会社には、主に以下の幾つかの理由がある。
1.会社が市場で誤解され、株価が安すぎる。体裁を変えて非公開市場または別の株式市場で上場すると、評価額が高くなることがある。例えば 360・分衆伝媒(Focus Media)などの中国概念株・高瓴資本(Hillhouse Capital Group)は百麗靴業(BeLLE)を民営化した。
2.上場は企業の長期的発展を遅らせ、(例えば具体的なビジネス情報の暴露・競争相手に知られ・多くの労力を必要とし・短期的な目標の追求)、長期的な戦略をあきらめることになる。
3. さらに一種類あり、それはウォーレン・バフェットのようなタイプ。会社に良好な経済特性があり、株主は他者と共有したくなく、排他的な傾向があり、流動性を気にかけず、会社が価値を創造し、十分な収益があれば良いとする。
非公開化操作プロセスは、主に支配株主により取得勧誘がなされ、ある特定の価格で市場流通株式を買い入れる。市場が認めるかどうかは重要ではなく、株主総会、監督管理許可(中小株主が合意せず、起訴する可能性もある)を通して実行できる。一般的な資金源は、支配株主、私募、銀行投資組合、信託その他の機関である。
テスラの非公開化に関して、最初に私の個人的な結論を述べると、テスラのような企業は上場には適していない。テスラは現在多くの競争に直面しており、上場は多くの重要情報を関連する競合他社にさらすことになる。さらに、テスラは急速に発展し巨額の損失をする会社である。上場後、資本市場はまさに秤であり、常に会社の状況を評価する。多くの短期指標が評価され、期待される。 「期待トレッドミル」上では、短期指標が予想に達しないため投資家から放棄されやすい。
企業側の長期的な戦略目標と市場の短期的な期待は通常一致せず、圧力を受けた企業は最終的に、市場に迎合するため企業の長期的利益にとってはマイナスとなる目先だけの行動をしてしまう。
また、マスク(テスラCEO)はウォールストリートの関係に対処するためにも多くのエネルギーを費した。テスラの特殊性、生産能力の不足・資金欠乏といった天然(の欠陥)は空売りをする投資家たちが最も好むもので、彼らは常に影のように付きまとい、彼らの流す情報は企業の是非の判断ではなく、短期に株価の大暴落を引き起こすことができるかに集中している。空売りはある程度市場の保護者で、質の悪い企業を駆逐するが、多くの場合、自分の利益を追求する傾向があり、大きなズレが生じ、しばしば優良企業を「猟殺」してしまう。これは「良い会社」と「投資できる会社」とのギャップでもある。短期的な市場の意見は操作されやすく、従業員の心の揺れを引き起こし、良い仕事を行なえなくしてしまいがちだ。
上記の理由から、マスクは市場からの撤退を選択したが、実際には会社にとってより有利な選択だ。資本市場には資金調達・流動性・公共の監督などの利点があるが、これらの利点が現れるのは条件付きである。テスラにとっては、それほど価値はない。