原文はこちら
セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け
メールマガジンに登録
中国IT大手バイドゥ(百度)が5月18日、2021年第1四半期(1月1日~3月31日)の財務報告書(未監査)を発表した。
21年第1四半期、バイドゥの売上高は前年同期比25%増の281億元(約4760億円)。また、純利益はNon-GAAP(非米国会計基準)ベースで43億元(約720億円)と、市場予想を上回った。
コア事業による売上高は前年同期比34%増の205億元(約3470億円)。事業別に見ると、そのうちオンラインマーケティングによる売上高は同27%増の163億元(約2760億円)。マーケティング以外の事業による売上高は同70%増の42億元(約710億円)で、これは主にクラウドサービスにけん引されたかたちだ。このほか、傘下の動画配信プラットフォーム「愛奇芸(iQiyi)」による売上高は同4%増の80億元(約1350億円)だった。
21年3月にバイドゥアプリ(百度App)の月間アクティブユーザー数は5億5800万人に達し、毎日ログインしているユーザーが75%以上を占める。
同社が手掛ける自動運転開発のオープンプラットフォーム「Apollo」については、レベル4自動運転テスト走行の累計走行距離が1000万キロメートルを突破。また、乗用車における情報、電話、および娯楽サービス向けに設計された車載インフォテインメントシステムで、同社のスマートスピーカー「小度」に対応した車載OSは、すでに150万台の車両に搭載されているという。
このほか、市場調査会社IDCとCanalysのデータによれば、20年、小度スマートディスプレイ(画面付きスマートスピーカー)の出荷台数は世界一、スマートスピーカーの出荷台数は中国で1位だったと報告されている。
(翻訳・小久江)
原文はこちら
セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け
メールマガジンに登録